共鳴・響き

共鳴腔の「長さ」と「広さ」。

いろいろと思うところあってしばらくブログを寝かせてみたけど、これと言って自分の中で何かが変わる気配がないので再開。 これといって深刻な何かがあったわけじゃなく、ただの気まぐれさ。 共鳴腔に関する基本 最近ずっと書いていることのなのですが、 「…

中級者以上向けの「倍音」の話。

いろいろとコメントが来ていたので。 初級者向けの説明 初級者向けの説明だと、 「声には倍音ってやつが含まれていて、それが声質とか声の印象とかを大きく左右するよー」 「基本的には、しっかり倍音が含まれていると明るくはっきりした印象になって、いい…

音色とか声質とか母音の話について。

しばらく見ていないうちに、音色や母音に関する質問がいくつか来ていたようなので。 音色の変化について 声というものは、「どのような状態の声帯に、どのような息が通ったか」+「そのとき、共鳴腔はどのような状態だったか」によって決まります。 で、声の…

母音の「上下」「広狭」について。

復習 母音は「母音の作られる位置と、唇をどのくらいすぼめたか」によって決まります。 母音の作られる位置は、 ・上下→口をどのくらい開けたか、舌をどのくらい上げたか ・前後→舌のどの位置が最も高くなるか によって決まります。 唇をすぼめた母音が円唇…

母音の「前後」について。

復習 母音は「母音の作られる位置と、唇をどのくらいすぼめたか」によって決まります。 母音の作られる位置は、 ・上下→口をどのくらい開けたか、舌をどのくらい上げたか ・前後→舌のどの位置が最も高くなるか によって決まります。 唇をすぼめた母音が円唇…

「母音の変化」を大きくつけるべきか否かについて。

あけましておめでとうございました。 新年感ZEROな、去年からの引き続き記事。 復習 母音は口全体の開き具合、舌の位置と形、唇のすぼめ具合によって変化します。さらに単純化するとこんな感じ。 図の見方や、単純化における注意点は前回参照。 V字モデル さ…

母音についての大雑把なまとめ。

母音ってそもそもどのように作られるのか 声の元になる音は声帯で生まれるが、声帯で生まれた音自体には、子音も母音もついていない。 声帯原音を口や喉で共鳴させて、その共鳴をコントロールすることによって、声帯で鳴っている「単なる音」が「母音」とな…

「鼻腔共鳴」と「軟口蓋」の話。

「軟口蓋」って何のためについているかといいますと。 軟口蓋は発声にも関わるんですが、生理的にもっと重要な機能として「鼻の空間と、口や喉の空間を分ける」という大事なお仕事を軟口蓋はしています。 これが上手く働いてくれないと、口で食べたものが鼻…

「声を○○に当てる・響かせる」の補足。

前回の補足だよ! 声を○○に響かせるとか、当てるとか。 - 烏は歌う 男女の違い ところで、この「声を○○に当てる・響かせる」というイメージですが…実は、圧倒的に男性には体感しやすく、女性には体感しにくいという、厄介なものなんですわ。 というのも、男…

声を○○に響かせるとか、当てるとか。

よく使われている言葉です。 ボイトレ初心者が「どういう意味かわからない」「どうしていいかわからない」という感じで困りやすいのが、 「声を頭のどこどこに当てて!」 「声をもっとどこどこに響かせて!」 とか言う指導です。 …私の経験談と周囲の人の伝…

声を出そうとすると鼻が動いてしまう、というお悩みについて

典型的なダメ声、「鼻声」とは? - 烏は歌う についたコメントの話。 けっこう長くなったので記事にしてまとめてしまえ企画。 鼻が動く原因 声を出す瞬間に鼻が動いてしまうという理由として考えられるのは… 1.声を出す前後に鼻から大量の息が漏れている …

声を鼻に通すことについて…「声の響き、声を飛ばす方向」と「息の流れ、通り道」はさっぱり別物。

結論から言うと よく、「声を○○に響かせて!」とか「息が○○を通るように!」とか言ったりしますが、で、だいたい○○には似たような言葉が入ることが多いですが、これって意味合いが同じなこともありますし、違うこともあります。 違うことが多いです。 そもそ…

ハミングの話。

結論から言うと 1.「正しいハミングの仕方」とか、たぶん存在しないからね 2.「用途」に応じて使い分けましょう 色々なハミングの仕方があるみたい 「正しいハミングの仕方」ってどうなの!? と聞かれたりすることがあるんですが、そんな風に思ったこと…

声と環境について、その2。

さて、前回に引き続き声を出す場所・環境によって全然「響き」って違うよねー、という話。 前回↓ 声と環境について、その1。 - 烏は歌う 今回は、「例えば同じ部屋でも、ほんのちょっとの気遣いで声の響き方は全然ちがうよ!」というお話。 ○「教室で話す」…

声と環境について、その1。

今回から、声を出す場所・環境によって全然「響き」って違うよねー、という話を数回していこうかと。 たぶん全2回の予定だけれど、なんか思いついたらもっと増えるかも。 その1は、「声を出す場所が変わると、自分が感じる響きが大きく変わることもあり、…

倍音と声質の関係

以前書いた ・「良い声」の正体…倍音とは‐烏は歌う http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090920/1253424521 という記事がなかなか好評だったようなので、今回はその補足的な内容を。 前回の記事をまとめると、 ・倍音とは何か ・倍音が豊かな声は「良い声」 …

「良い声」の正体…倍音とは

さて、今回は、声を語る上で欠かせない用語である「倍音」というものについて説明していきたいと思います。 最初に注意書きをしておくと… 「倍音」や「共鳴」などは物理学用語ですが、 ボイトレでこれらの言葉が語られる場合、若干オカルトが入ることがある …

典型的なダメ声、「鼻声」とは?

※こっちの古い記事ばかり読まれているみたいだけど、新しい記事の方も読んでもらいたい。 「鼻声」って言葉はあんまり使わないほうがいい。 - 烏は歌う ○鼻声とは? 「鼻声」とは、上手く声の共鳴が行われていない状態で、大きく分けると2パターンの喉声が…

胸一杯に声を響かせて、「魅力的な深い声」を目指そう!

○魅力的なチェストボイス 今回も、All Aboutのボイトレ記事から。 今日も元気にライフハック。 ・ビジネスに活かせる発声法とは? ここでは、「胸振発声」というものが紹介されています。 「胸振発声法」とは、呼吸は腹式で行い、音声をお腹にではなく、胸に…