おもしろポーズでボイストレーニング〜その2〜


前回の記事ブコメ

ひとりでやっても恥ずかしくないポーズもお願いします

というものがあったので、今回はちょっと(精神的に)難易度の低いポーズを。
これでもやっぱり、ボイトレに慣れていない人には「こっぱずかしい」かもしれませんがねー…。



○「下あごを押さえる」ポーズ


背筋を良く伸ばして(首の後ろが地面と垂直になるくらい)、片手の掌の親指の付け根を左右の鎖骨の間あたりにつけ、親指を下唇に軽く触れさせて下あごを押さえます。
他の指は、首か鎖骨に引っかけて、手の位置を固定しましょう。
そして目線を地面と水平か、少し上目遣いにします。
そうすると、「声が太く」なりませんか?


細かい位置や「どの指であごを押さえるか」などは好みで調節して構いませんが、
・下あごがある程度の力(軽くは動かせるが大きくは動かせず、口が開きっぱなしになるように)で押さえられていること
・強制的に首筋が伸びて頭の位置が普段より後ろになり、あごを引いた状態になっていること
を確認してください。


このポーズによって、強制的に「首筋が伸びて頭の位置が普段より後ろになり、あごを引いた状態になる」ことによって、喉仏の位置が強制的に下がり、発声時の理想的な位置になります。
それによって声が太く豊かになり、高音や大声を出しても「喉声」になりにくくなります。


また、下あごの「余計な動き」が抑制されることで、喉に余計な力が入りにくくなります。
さらに、下あごの「余計な動き」が無くなった分、唇や舌などをいつもより大きく動かす必要が出てくるため、普段「あご」の動きに頼って「唇や舌」を上手く使えていない人には、唇や舌を正しく使う練習になるでしょう。
(日本語を使う人は、他の言語を使う人より「唇や舌が不自由な人」が多いそうです。)



○「発声時の力みを抜く」ポーズ


体育座りをして、手を膝の前で組んで膝に引っかけ、上半身を後ろに傾けて体重を後ろに預けます。
そして、「へそ」の辺りを見ます。
その状態で声を出し、音量や音程が上がるときにはさらにあごを引き、ひっくり返らない程度に後ろに思い切り体重をかけます。


高音や大声など、「強い発声」をすると、
・喉の力みから、あごが上がり、首が前にせり出してくる
・上半身の力みから、腰(背中)が反ってしまう
という反応(反射、と考えてもいいかな?)が身体に現れる場合が多いですが、このポーズではそのような反応はできません。
なので、そのような「反応」に「邪魔をされていない状態」で声を出すことができ、これを繰り返すことでそのような「反応」を起こりにくくすることができます。



○「下半身の支えを作る/鍛える」ポーズ


気をつけの状態から、爪先を大きく開きます(90°〜135°程度)。
それから、膝を「本来曲がらない方」に曲げるつもりで、思い切り伸ばします。


お尻の筋肉と太ももの筋肉に力が入り、ガチガチに固まると思います。


これらの筋肉は、腹筋・背筋の動きを支えたり強化したりすることによって、発声に強く関わっています。
これらの筋肉をこのポーズで意識し、鍛えてやることで、声に良い効果が出ます。