「高音」を出す!〜導入編〜


・トレーニングしたら本当に高音出るようになるの? - スチーム速報 VIP
http://newsteam.livedoor.biz/archives/51312976.html


という記事を読んで考えたことを書いていきます。



○最初に、音の表記について


一般的に音域について語る場合、「音の高さ」を「hiC」とか「mid2E」とか、そういう表記で表します。
この表記についてわからなければ、


・音域データ! @ ウィキ 〜この曲の最高音はどこ?〜 - トップページ
http://www41.atwiki.jp/saikouon_dokoda/


というサイトの中の、以下のページを参考にして下さい。


・この曲の最高音はどこ?-このサイトについて-
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/saikouon/about.htm


このサイトでは、カラオケに入っているような曲の最高音を知ることができます。


ちなみに、
BUMP OF CHICKENの最高音はだいたい「mid2G#」程度。「hiA」はほぼ使わない。
Mr.Childrenだと、「hiA」以上まで使う曲が多い。「hiC」なんかも使う曲がある。
・ちなみに、声楽(オペラ)だと、かつてのパヴァロッティが「King of hiC」。男性の「声楽的な」最高音はたぶんだいたいこの辺。
・女性だと、広瀬香美の「ロマンスの神様」が「hiF」。
浜崎あゆみとか倖田來未とかEvery Little Thingとか、エイベックス系女性J-POPアーティストは「hiD」前後が最高音の場合が多い。ってことは、「カラオケに行くような日本人女性の最高音」の平均はこの辺なんだろうなあ…と妄想。
中島みゆきの歌は「hiA」〜「hiC」の場合が多く、ミスチルと同じかむしろミスチルより低いくらい。



○ネット上で「発声」について語る難しさ


やっぱり「用語の使われ方」が雑然としているなあ…と思いました。
色々な言葉の定義がはっきりしていないせいで、なんだかわかるようなわからないような感じに。
考え方のヒントになっても、練習にすぐ生かすことは難しそう。


そもそも、「高音出る」という状態が、「声の質がひどくても、とりあえず出せる」感じなのか「充実した声で出せる」なのか。
また、「高い地声」なのか「裏声も混み」なのかで全然話は違ってきますね。



○「高音を出す」にも色々ありまして


「高音を出す」ためのボイストレーニングというものを考えてみると、
1.「地声(チェストボイス)」の限界を高くする/安定させる
2.「裏声(ミドルボイス・ヘッドボイス、ファルセット)」を使いこなせるようにする
3.「裏声」の限界を高くする/安定させる
の3パターンが考えられるかと思います。


たぶん、紹介したスチーム速報の記事で「1オクターブ上がった」とか「Mid2○からhi○まで上がった」というのは2のトレーニングの結果だと思います。
男性の場合、普段「地声」しか使わないために「裏声」が使えず、「地声の限界」を「高音の限界」だと勘違いしている人が非常に多い、というかそういう人が普通だと思います。
そのような場合、「裏声」がある程度使えるようになると、それだけで1オクターブくらいは音域が広がります。


1と3のトレーニングは、そこまで劇的な効果はありません。
それでも、ボイトレ未経験者なら2〜3音は伸びる余地があるというのが一般的な考え方でしょう。



○次回予告


次回は、
1.「地声(チェストボイス)」の限界高音を高くする/安定させる
2.「裏声(ミドルボイス・ヘッドボイス、ファルセット)」を使いこなせるようにする
3.「裏声」の限界高音を高くする/安定させる
という3つのボイストレーニングについて、もう少し深めて考えていきたいと思います。
「地声」と「裏声」について、過去記事を引きながら説明したり、男女の声の特徴の違いを説明したりする予定。


実践方法というか具体的なボイトレ方法は「次の次」になっちゃいそうですが、気長におつきあい下さい。