オバマ大統領に学ぶ、「カリスマ性」を手に入れるためのボイストレーニング


最初に言い訳しておくと…。
※色々な政治家の名前が出てきますが、決して政治的にどうこうと批判したいわけではありませんからね!あくまでボイトレとして声を観察するとこういう声、って話ですからね!



○政治家の「声」


選挙期間に色々な候補者が、街宣車や公園やTVで大声を出しているのを聞いて、
「あんまり良い声の政治家、ちゃんとした声の出し方のわかっている政治家って日本には少ないよなあ…」
と、話の内容に関係ないことを、頭の一部でどうしても考えてしまいました。
…いや、政治のこともちゃんと考えていましたよ!


アメリカなんかでは、
「プレジデント・ボイストレーニング
なるものがあって、

「威厳」「信頼」「安心感」といった印象を与えやすい音程やテンポを、一定に保ちながら話せるように訓練をしていくことにあります。

・大統領のボイストレーニング - [ボイストレーニング]All About
http://allabout.co.jp/gs/voicetraining/closeup/CU20070323A/

という感じのトレーニングをやっているようですね。
確かにアメリカ大統領って、英語のあまり聞き取れない私ですら「威厳」「信頼」「安心感」を感じてしまうくらい、訓練された「声」を持った人が多いように思います。
オバマ氏なんて、本当「カリスマ」としか言いようの無い声です↓


それに対して日本の政治家の場合…
麻生元首相なんかは結構いい感じだったかなー、とは思いました。
今も、自民党ではトップクラスの演説上手だと思っています。
これなんかは、声質が良い感じで非常に安定していて、名演説の部類に入ると思う↓


ただ、「わたしはー」「日本のー」「末端にー」など、変なところの語尾を少し引っ張る癖があって、ちょっとリズムが悪く、「ねちっこい印象」を与えてしまいかねないのが残念。
さらに、その伸びた音が「声帯の接触」が強すぎ、濁音(エッジ音)がかなり混ざっているのは少し不快かな。
そして、麻生氏の独特な「口の形」と、日本人に多い「口の開け方の小ささ、下手さ」のせいで、どの言葉にも「え」母音が混ざってしまい、「いやみな感じ」を感じさせてしまうこともあるのが、一番の問題点かな…。


それらによって、「声に張りはあるんだけど、爽やかには聞こえない」という、ちょっと残念な感じに聞こえてしまうかも。
声の出し方をもう少し改善できれば、もう少しイメージ戦略で優位に立てたかもね!と無責任なことを言ってみるテスト。


とりあえず、鳩山新首相の、総理としての初スピーチが楽しみです。
彼の声は、麻生氏と比べると対照的に、「クリアだけどパワー不足」という印象があります。



↑これだと…口の開きが全然足りない上に、表情筋が使えていない気がするし、あんまり身体の使い方や腹筋・背筋を使った発声も上手では無さそうです。
結果、「力強さ」が無く、「威厳」「信頼」「安心感」はちょっと足りないかな…一国のリーダーの声としては。
「俺たちを信用しろ!」という感じで大衆を扇動するには不向きっぽいのは、国民にとっては幸か不幸か(笑)。
しかし、立場や心境が大きく変わると声は大きく変化しますからね…。
もちろん国民としては、政治の方針に注目しますが、一度ボイトレにはまると「声」に対する興味ってのは捨てられませんね。



○カリスマ性を手に入れろ!


さて、「プレジデント」にはなれないかもしれませんが、「声質を良くして、なんとなく雰囲気だけでも信頼されたい!」という人にお勧めのボイストレーニングを過去記事から紹介していきます。
声の印象によって、かなり人の印象って変わってきますからねー…。


・発声と姿勢 - 烏は歌う
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090306/1236339156
「良い声は良い姿勢から」です。
声質も良くなりますし、「見かけがしっかりしている」というだけで、かなり感じる印象は違います。


・ボイトレで春までに「モテる声」になって、4月からの新生活の始まりをいい感じに飾りたい件 - 烏は歌う
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090323/1237812952
「豊かなチェストボイス」を身につけることで、「人としての深さ」「穏やかさ」「優しさ」などを感じさせることができます。
ふざけてるのはタイトルだけなので安心して読んでください…(笑)。


・あなたの声の魅力を引き出し、会話やスピーチを成功させるための「第一声」の出し方 - 烏は歌う
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090325/1237981782
話の最初で「相手の注意を引きつけられるかどうか」というのは、非常に大事です。
また、声を出す側にとっても、最初の一声が良い感じに決まると、その後も良い感じで喋り続けられます。
そして何より、「静から動への移り変わり」ってのは、何事においても難しいものなので、練習する価値はあります。


・大勢の前で声を出す場面での緊張を克服するための、ブレス・ボイストレーニング - 烏は歌う
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090628/1246165920
何か目的を持って声を出そうとするときには、緊張がつきものです。
それをコントロールできなければ、カリスマ性なんて身につきません。


・会話はパス交換・・・声の「方向」と「距離感」 - 烏は歌う
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090314/1237009817
声を出す「方向」や「距離」を変化させることによって、与える印象を変化させることができます。
「話の上手い人」は、意識的であれ無意識的であれ、絶対に使っているテクニックです。


・いい声が出せる「口の開け方」 - 烏は歌う
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090401/1238592800
動画で見る限り、オバマ大統領はこれがとても上手いです。
非常に綺麗に「上あご」を開けるから、喉は開くし、こもらないし、発音はクリアになるし、声の印象は明るくなるし、疲れにくいし…と、良いことばかり。
口の開け方が良くなると、声の印象を1ランク上げ、「余裕」を手に入れることができる…かも。