体の歪みと声


Twitter上で、以下のような発言を拾ったので、反応してみます。

donnekohttp://r.nanapi.jp/555/ 整体に通ってた自分としては当たり前のことしか記されてなくて悔しい!悔しいから歪んでる人は歪んだままでいいよ!(ひねくれ者 ( 2009-10-23 01:54:22 )
donnekoちなみに体が歪みきっていた自分の実体験として、体が歪んでるのと正常(に近い)の状態とではマジで怖いくらい"声と顔色"が変わるから。特に声。 ( 2009-10-23 01:56:06 )
donnekoほとんどの人に当てはまるとは断言出来ないけど、どれだけ大きく口を開けてはっきり声出しても声がこもりやすい、はっきり聴こえにくいって人は体の歪みが原因だと思う。自分がマジでそうだったから。 ( 2009-10-23 01:59:42 )
まとめ by Twitterログまとめ(どんジレ版 - 時刻表示版)



○「体の歪み」と声


なるほど、今まで考えていませんでしたが、確かに影響がありそうですね。


例えば、次のような症状が出そう…
1.(主に口の中などの空間が歪むことによって)「響き」が悪くなり、音量や音質が悪化する。
2.(主に口の形などが歪むことによって)母音や子音をクリアに出しわけることができなくなり、「発音」が悪化する。
3.(全身の筋肉のバランスが崩れることによって)「無駄な力み」による硬直のせいで全身を響かせることができず、また、うまく全身の筋肉をつかいこなすことができず、「力の無い」「効率の悪い」声になってしまう。



○歪み対策


とりあえず、この話のきっかけになった記事はこちら↓。


・日常の癖をなおしてカラダの歪みを治す方法‐nanapi
http://r.nanapi.jp/555/


日常的な習慣、「癖」を改めることで、「体の歪み」を直していこう、という記事でした。
…けっこうやっちゃっているので、気をつけたいと思います。


とりあえず「体の歪み」を確認する方法として、以下のページが紹介されていました。


・カラダの歪み度チェック
http://www.karadakara.com/sindan/check/ch019_1.html


ボイストレーナーとして「体の歪み」対策を考えてみると…これはなかなか難しいです。
色々と様子を見ながら試行錯誤していく必要があり、一概に「これをすればOK!」という方法は示すことができません。
なので、今回は、「発声に特に関わりのある『体の歪み』を発見する方法」だけでも紹介したいと思います。


状況をしっかり把握し、なぜそうなったのかを考えれば、解決策は見つかるはず。



○1.まずは鏡で確認


まず、鏡の前に立ってみましょう。


普段座った状態で声を出のが多い人は座った状態で、正座で声を出すことが多い人は正座でいいです。
どちらかの肩が上がっていたり、首がどちらかに傾いていたり、どちらかの足にばかり体重がかかっていたり…
「姿勢」に「偏り」「歪み」は無いでしょうか。


つぎに、軽く声を出して見ましょう。


口の形が大きく歪んだりしていませんか?
人間、若干の左右非対称は仕方が無いのですが、明らかに左右で歪みが生じている場合は、修正が必要です。


口だけでなく、表情全体にも注目しましょう。
特に、目と眉。
目を開く筋肉と眉を上げる筋肉は、発声に強く関わっています。
左右の目の開き具合や、眉の上がり具合に違いは無いでしょうか。


また、声を出すときに首や体が左右どちらか「決まった方向」に傾いたり、「片足だけ」が曲がってきたりしませんか?
そのような癖がある場合、全身の左右の筋肉のバランスが崩れているのかもしれません。


さらに、「大きな声」「高い声」「極端に低い声」など、「体に負荷がかかる声」を出して、同様のポイントを観察してみて下さい。
軽く声を出したときより、顕著に「体の歪み」が生じるはずです。



○2.触って確かめてみる


鏡で見るだけではわかりにくい部分を「触って」確認してみましょう。


とりあえず、特に確認して欲しいのは、首とわき腹の2ヶ所です。


首については、首を前から覆うように両手を当ててみて、その状態で声を、できれば「体に負荷がかかる声」を出してみましょう。
「首に力が入る」のは、発声に対して非常に深刻なダメージを与えるのですが、それが「左右非対称な力」なら、状況は最悪です。
当てた手に違和感を感じたら、とりあえず「脱力系」のボイストレーニングをやってみることをお勧めします。
これとか↓
・「逆転の発想」による喉声解消法‐烏は歌う
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090804/1249394046


次はわき腹について。
発声について、特に重要な筋肉は「腹斜筋」です。
詳しくは↓
・腹から声を出す!‐烏は歌う
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090824/1251120844


左右のわき腹に手を当てて声を出し、左右の腹斜筋の働きの強さに違いが無いか調べましょう。
ここで左右の強さに差があるなら、生活習慣の見直しとか、nanapiで紹介されていたような方法が役に立つかもしれませんね。
または、筋力自体が釣り合っていないのではなく、体の「癖」程度の差であれば、ストレッチで解消できるかもしれません。


左右の腹筋の強さに顕著な違いがあると、発声時に体がねじれてきます。
…あえて体をねじることで片側の腹筋を強引に働かせて強い声を出す、という技もあるのですが、それはまた別の話。


また、体のもっと側面、腹斜筋より外側のやわらかい部分に手を当てながら息を大きく吸い、左右が均等に膨らむかどうかも試してみましょう。
体の軸に歪みがあると、なかなか左右均等には膨らまないはずです。