過去のはてなブックマーク人気エントリーから、歌唱力向上について考えてみる


さて、過去にとても話題になったエントリーを二つ紹介しつつ、歌唱力を向上させる方法について考えてみたいと思います。


・どんなにへたくそでも一日後には絵が上手くなる方法
http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-739.html 


・絵がうまくなるための11か条
http://anond.hatelabo.jp/20090202220336 



二つとも「絵」についてですが、「歌」についても共通している部分が多いなー、と思ったので。



○どんなにへたくそでも一日後には絵が上手くなる方法


ひたすら基本的な図形を書き続ける…というトレーニングで、このブログの記事だと、下の練習が対応するかもしれない。


・すごく簡単そうなことなんですが、できますか?その1:不定期連載「音痴について考える」第2回
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20091102/1257121182
・すごく簡単そうなことなんですが、できますか?Lesson2:不定期連載「音痴について考える」第3回
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20091115/1258262972


その1は「単音」をしっかり出す、その2は「かえるのうた」をとことん丁寧に何度も歌ってみようというボイトレです。
絵で言う「綺麗な丸」とか「真っ直ぐな線」に相当する基本的なものを、歌について鍛えようと思ったら、非常に有効な練習だと思います。



○絵がうまくなるための11か条
ブコメで、「他の芸事にも通じる」というような意見が多かったので、改変ネタが既出なのかもしれませんが。

■好きな絵を描く

モチベーションが大事なのは歌も同じ。

■立体で書く

例えば、今歌っている部分は曲全体の中でどういう段階なのか?ということを考えると、
・適切な音量
・適切な表現のテンション
というものをその場に応じて考えなければいけませんね。
例えば、「まだサビの前なので、全力出してはいけないけど、さっきのフレーズよりは強く歌わなきゃならない」とか。
他にも、伴奏や、合唱なら他のパートとの兼ね合いを考えてみたり、連続で何曲も歌うなら他の曲との兼ね合いを考えてみたり…
あとは、メロディーだけでなく、コード進行なんかも勉強しておくとか…
そういうところに気をつけると、歌がとても「立体的」になります。

■模写する

真似をすることで、基本を学んだり、自分の歌の方向性を探っていくことはとても大事です。
ただの「声真似」に終わらず、表情や全身の動きなども真似ていくことで、本当に多くのことが学べると思います。

■資料をかならず見る

「すでにある曲を正確に歌う」という面で考えれば、楽譜や音源をとにかくよく聞き込むことが重要です。
「表現力豊かに歌う」という面で考えれば、表現したいものや感情と徹底的に向き合うことが大切ですね。
例えば、悲しい歌を歌うときには、
・悲しいときにはどんな声質、どんな表情、どんな姿勢になるのか
・「泣き叫びたくなる悲しさ」から「動く気力も一切なくなる悲しさ」まで色々あるけど、どれなのか
とか、色々考えないと、途端に嘘くさくなります。

■省略しない

ある程度の実力になると、差が出てくるのは「細部」になってきますので、その辺を省略してしまう癖がついてしまうと、一定以上の成長は見込めません。
また、上に紹介されている「立体で」という点を考えると、省略すると「立体的」に表現するのが難しいので。

■ライバルを作る

モチベーション的な意味でも、具体的な目標ができるという意味でも、ライバルがいると成長しやすいです。

■自分を追い込む

自分の下手さに嫌気がさして歌い続けられず、よって成長しない…という悪循環がよくあります。
まあ、そういうときは休むのも手だとは思いますが、人間やり続けているうちにやる気がでてくる、ってのはよくある話なわけで。
「とりあえず練習」ができるような「環境・習慣・ルール」を作るのも良いかと。

■自分より上手い人に見てもらう

自分のことを100%自分で理解することは不可能です。
とくに歌の場合、人間の身体の構造上「自分の出している声すら正しく認識できていない」のです。
一定以上の成長を望むなら、必ず「他人の目」が必要になってくるでしょう。

■投資を惜しまない

これなんですが、近年はインターネットの発達によって、確かに「無料で勉強できるもの」が非常に多くなってきますが、

買っただけでは上手くならないが、買わないと得られないものもある

という言葉は真実だと思います。
私も、「ボイストレーニングの本を1冊買って以来、ボイストレーニングについての意欲だったり取り組み方が全然変わった」という経験がありますので、とりあえず1冊買ってみる、というのをお勧めします。

■勉強する

歌も絵も、しかるべき「理論」を学ぶ必要ってのが必ず出てくると思います。

感覚だけで描けるのは一部の天才だけ

と書かれていますが、私の経験だと、天才ってのは、「理論を学ばないでも自然と身につけている人」「理論を抵抗なく受け入れられる人」なのかなー、と思っています。

■絵のことを好きになる

好きこそものの上手なれ、ってことで。