疲れた喉をリフレッシュさせるためのエクササイズ、その1。


前回の記事で紹介したとおり、夏というのは意外に喉にとって過酷なシーズンです。
で、今回から何回かに分けて、「喉の疲労」をなんとか誤魔化すためのエクササイズを紹介。


何故、「なんとか誤魔化す」なんて書き方をしたかというと、
…しっかり寝たり、長時間しっかり休息をとらない限り、喉が根本的に「回復」することはまずほとんど無いです。
これから書くようなエクササイズで、
・疲労「感」を無くしたり
・疲労の回復を早めたり
・疲労しにくくなったり
・疲労した状態でもある程度スムーズに声が出せるようになったり
しますが、これらのエクササイズをすれば喉を酷使しても良い…なんてわけがないので、そこは注意です!



○普段出さないような声を出してみる


さて、今回紹介するエクササイズは、
「普段出さないような声を出してみる」
というもの。


喉が疲れる原因として多いのが、「同じような質の声をずっと出し続ける」といった状態です。
まあ、普通に喋ったりする分には「自分の一番出しやすい/聞き取られやすい声域・声質・話すスピード…」で喋りますよね。
なので、思っている以上に「非常に限られた特定の声」ばかりを私たちは日常的に使ってしまっているのではないでしょうか。


このような状態は、発声に関わる様々な筋肉のうち、ほんの一部だけを偏って使っているという状態であると言え、非常に喉に疲労が溜まる状態だと言えます。


また、「歌」の練習などをする場合は、その歌の音域やその歌にあった声質だけを、時には長時間にわたって出すという、最高に偏った喉の使い方をするため、とても喉が疲れやすいです。


で、その解決策となるのが、
「普段使わないような声を出してみる」
というエクササイズです。
あまり大きく無い、出していて気持ちの良いレベルの音量で、例えば、


・息漏れのほとんど無い、クリアな声ばかり使っている
→あえて息漏れのある、ハスキーな声を出してみる


・低めの地声ばかり使っている
→裏声で軽く遊んでみる、電波系・アニメ声系・アイドル系高音ボイスにトライする


・普段から「細い声」「あっさりした声」しか出せない
→ちょっと低め、ちょっと大きめ、かなりゆっくり目の声で、表情や唇などを大きく動かして「くどい声」を目指してみる


・滑舌に気をつけて、一文字一文字を意識的に正確に発声している
・友人などから、「なんかカッチリした人」と思われている
→あえて、舌っ足らずで間延びした感じで適当な台詞を言ってみたりする


・声の「大きさ」「張り」「明るさ」などには自信がある
・いつも「ハイテンション」と言われる
→テンション低く音程もギリギリまで低い声で、死んだ魚の目をして何事かつぶやいてみる


…などなど。
「真面目にふざける」のがポイントです。
あんまり人目につかないところでやるのもポイントだね!
まあ、心配されない程度に、例えば日常生活の中で「意図的に何パターンかの声を使い分ける」という方法もあります。


…私の場合、職業柄「説得力を増すためにハキハキした声&雰囲気を出すために低く深めの声」をよく使うので、移動の自家用車内で「裏声で犬の遠吠えの真似」「カーオーディオに合わせて、わざとだるい感じで、一切頑張らず、ちょこちょこ声を格好悪い感じで裏返しながら歌う」などして、喉のリフレッシュに励んでいます。
とても他人にゃ見せられねー。


このように、普段は出さないような声を出すことで、
・「使いすぎている部分」を休ませることができる
・「使いすぎている部分」を軽い負荷で動かすことによって「ストレッチ」の様な効果がある
・「使っていない部分」を目覚めさせ、その部分に「よく使う部分」をサポートさせることができる
という効果があり、喉の疲れをリフレッシュすることができるわけです。


わざわざ言わなくてもわかると思うけれど、やりすぎると余計疲れるので、適度な声量・時間でね!