声のとげとげしさをなくすためのボイストレーニング。


前回、「概論企画の方を一気に書き切っちゃうよ!」と書いたけれど、もう予定変更ですよ…(笑)。


さてさて、今週末の

北海道教育大学札幌校混声合唱団 第40回定期演奏会
@札幌サンプラザホール(札幌市北24条西5丁目)


2011年03月12日 (土)
17:30 開場 18:00 開演

http://hokkyodaikonsei.easter.ne.jp/frame.html
http://www.s-sunplaza.or.jp/hall/p0576.htm

に私も出演するのですが…。


私は練習ごとに「感じたこと」を「練習メモ」としてmixiにまとめたりしているのですが、本番一週間前の練習後に書いた、「本番直前でも実行可能な、声のとげとげしさをなんとかごまかす方法」を考えた内容が割とまとまってたので、このブログの方にも転載しようと思いました。
…そういうわけで、急な予定変更です(笑)。



○声のとげとげしさをなくすためのボイストレーニング


1.「私、余裕で出してますよ〜」的な顔&姿勢を心がける


・具体的には、やや後ろ体重気味の姿勢で薄ら笑い気味の表情をすべし。
・「バスローブを着てソファに身を沈め、片手にブランデー(orワイン)、ひざの上に猫」みたいなイメージを持ちつつ身体を脱力させるべし。
・実際に椅子等にだらしなく腰掛けて歌って、腰(背中のへその高さの「ソへ」)と首(首と頭蓋骨の接合部である「ナハ」)の脱力具合を身体に教え込むのもよし。
・口角をゆるやかに引き上げるべし。引き上げすぎると声が硬くなるが、引き上げが足りないと (;´Д`) こういう顔になって至ってダメな感じの声しか出せなくなるので注意すべし。
・口角を引き上げろというよりか、「口角を下げる力を入れるな」というべきか。眉をあげ、頭皮を引き絞り、顔の筋肉が落ちてこないようリフトすべし。
・「優しく耳をすます表情」をすると、非常にいい感じでそんな感じで表情筋が使える。目を見開き、耳もとに力を込め、口元は軽く微笑む。あと、この表情の人が多いと指揮者が精神的に楽になる。


2.背中から肩から首にかけてをリラックスさせて柔らかく使う


・とりあえず、肩こり・首こり等々がある人は前日と当日と全力でマッサージしておくべし。
・ストレッチ時に徹底的に意識して「肩甲骨」を動かすべし。これが固まると色々まずい。「肩回し」も肩甲骨を回す意識で。
・一度「(後ろで手を組んで胸を思い切り張り、肩甲骨を思い切り後ろに引きながら寄せて10秒キープ→脱力)×5」をしておくと、意識しやすくなる。
・肩をとにかく「前肩」にしないこと。肩甲骨を常にちょっと引く。身体の前面を開放的に。GLAYのテルのポーズ(http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1217797.html)で軽く歌ってみるのもよし。


3.顎を正しく引く


・「声が浅くキツくなってきたから、顎を引かなきゃ!」と思うと顔が下を向いてしまいがちだが、これはちょっと間違っている。
・正しくは「顔の角度をほぼ変えないでorちょとだけ下向きにして、頭全体を後ろにスライドさせる」のが発声的に便利な顎の引き方である。
・壁を背にして、肩と頭を一直線に壁に押し当てる感じ。で、首と壁の隙間が手のひら一枚入る程度にすること。で、その上でGLAYのテルのポーズをする、と。
現代日本人は歌ったり大声を出したりすると、顎を前につき出した姿勢になりやすくて、この姿勢は声楽的には致命的。ただし、この状態から「顎を引く」と称して「顔を下に向ける」じゃ全く何も改善しない。
・姿勢は一朝一夕じゃ改善できないので、「声が浅くなってきたら顎を正しく引く!」とか「要所で『ナハ』(後頭部の鼻の高さにあるくぼみ、首と頭蓋の接合点)を引く!」とか、言い聞かせたり手やら楽譜やらに書いたり。



○関連エントリ


「全身を使った発声」になるためのトレーニング(逆転の発想編) - 烏は歌う


聞き上手は声美人!〜「愛想良く人の話を聞く」と、良い声が出せるようになる3つの理由〜 - 烏は歌う


肩胛骨を動かすストレッチで、豊かな声を! - 烏は歌う


発声と姿勢 - 烏は歌う



○ひとりごと


私は卒業後は「口も手も金も出したことのないOB」ですので、なかなか立ち位置が難しいのですよねー…。
どう関わるべきなのか、とか、どの程度言うべきことを言うべきなのか、とか、答えは無いけれど。
そもそも今回、ほとんどの人と2回しか顔を合わせていない、ちょっと外様な感じなので何とも難しい立場である。


まあでも、なんにせよ俺にあるのは発声に関する試行錯誤の経験と言葉だけなので、使うもよし、使わぬもよし、美味そうなところだけつまんでくれ、というスタンスで今日も声に関する想い事をウェブの片隅にわざとらしくだらだらと書いております。


全ては風に乗って誰かに届いてるはずさ。