おもしろポーズでボイストレーニング〜その3〜


さて、最近しばらく小難しい記事ばかり書いてたので、気分転換がてら、お気楽おふざけボイストレーニングを紹介。



○「ムンクの叫び」のポーズ


あれって本当は「頬」じゃなく「耳」を押さえてるんですがね…。
まあ、この際、細かいことは気にせず(笑)。


1.軽く顎を引きます
2.両手の親指を除いた4本の指の腹〜指の付け根の膨らみくらいまでを使って、頬を押さえます
3.頬を上に持ち上げます
…これだけ。


この状態で声を出してみると、
「声が明るく、軽く、若々しくなった!」
「高い声が出し易くなった!」
「遠くの人に届きそうな、よく通る声が出せた!」
なんてことが起きるかもしれません。


発声において、表情筋の中でも「口角を引き上げる筋肉」の働きはとても重要です。
声帯を閉じる筋肉とか軟口蓋を引き上げる筋肉とか舌の筋肉とかと連動して「声帯を鳴りやすい・響かせやすい状態にする」という働きがありますし、上唇を引き上げることで「声の通りの邪魔をさせない」という働きもあります。
また、口角を下に引っ張る力(首筋の筋肉)に力が入るのは発声的にNGですが、そういう力の入り方も防ぎやすくなります。


このトレーニングでは、頬全体を持ち上げることによって、その筋肉の働いている状態を疑似体験できます。
このトレーニングで何か「いい傾向」が感じられたら、その「いい傾向」を思い出しつつちょっと口角を引き上げる意識を持つだけで、わざわざ頬を持ち上げなくても「口角を引き上げる筋肉」を働かせ、そういう声が出せるようになるでしょう。


それと、声が「明るすぎ」「子供っぽすぎ」「キンキン声」などで困っている場合は…
頬を「真上に上げる」のではなく、一度鼻に向かって「寄せてから上げる」といいです。
こうすると、口角を引き上げたときのいい効果を維持しながらも、もう少し「落ち着いた」「大人っぽい」「深い声」になりやすいです。
…ただ、「変顔度」はさらに増しますが(笑)。



○このシリーズの過去エントリ


おもしろポーズでボイストレーニング - 烏は歌う


おもしろポーズでボイストレーニング〜その2〜 - 烏は歌う