「モテ声診断」をやって重要さを再確認した、発声ワンポイントアドバイス。


昨日の記事で書いたとおり、「モテ声診断」なるもので遊んでたわけですが、それをやって重要さを再確認した「発声のワンポイントアドバイス」があります。
…それは、「目標より少し遠くに声を出すイメージで声を出すと、いい声になりやすい」というもの。
過去に何度か書いてはいるんですが、改めて大切だなあと思ったので書きます。



○モテ声と、声を「遠くへ向けて出すこと」の関係


前回紹介したモテ声診断 VQチェッカー │ 声総研では、

・声の高さ
・声の大きさ
・耳への入りやすさ
・滑舌の良さ
・一音の長さ

の5要素で声を採点する仕組みなわけですが…
このうちの、「声の高さ」以外の要素を、「遠くへ向けて出すイメージの発声」で高めることができるかもしれません。


「遠くへ向けて」声を出そうとすると、
・自然と腹式呼吸になりやすく「深い呼吸」になる
・顔が上がったり胸を張ったり、「姿勢」が良くなりやすい
・遠くに声を出そうとすると、「ゆっくりはっきり」な発音になりやすい
という効果があります。
よって、自然と「声の大きさ」は大きくなりますし、声質も良くなって「耳への入りやすさ」も増します。
また、「一音の長さ」も普段より大きく長くなり、子音もはっきり立って「滑舌の良さ」も増します。



○具体的なポイント


マイクを通す場合でも、通さず直接声を届ける場合でも、
「声を届けたい目標よりもちょっと遠くを狙って発声する」
「目標のまわりを包みこむイメージで発声する」
という意識の仕方がいいと思います。


マイクを使う場合でも、「マイクに話しかける」のではなく、もっと先を見てもっと遠くに向けて声を出したり、部屋や自分の周り一帯を響かせる意識。
マイクを「最終目標」でなく「通過点」だとイメージしながら声を出すといいかもしれませんね。
直接声を届ける場合、その人より少し遠くに声を飛ばすイメージを持ったり、その人のまわりの空気を満遍なく振動させるイメージを持ったり。


声をキャッチボールに例えると、「ギリギリ相手に届くボール」ってのは、届く頃には勢いもなくコースも地面スレスレで、非常にキャッチしにくいです。
キャッチしやすいボールってのは、胸より高いところを通る、ある程度の勢いがあるボール、つまり「相手より遠くにも届く余裕のある」ボールですよね。
声もそれと同じイメージを持つといいと思います。


目標よりも遠くに声を飛ばすための、技術的なことを書いていくと…


・目標より視線が下がっていないか、「伏し目がち」や「目線が定まらない」状態になっていないか
→顔を上げて「ちょっと上から目線」「軽く見下す」「鼻で見る」…くらいが、遠くにいい声を飛ばすには必要です。
・胸を張れているか、「猫背」になっていないか、「腕組み、手組み」や「前肩」などで胸を狭めたりしていないか
→姿勢を良く保つこと、特に「胸を張ること」「身体の前面を開放的に保つこと」が重要です。
…要するに、遠くを意識しつつ「余裕」や「自信」を感じさせる姿勢や表情をすれば、自然と声も大きくなりしっかりとした声質になります。


また、「身体の準備」も大切。
遠くにものを投げるときには助走や大きな予備動作が必要なように、声を遠くに向けて出すためには「準備」が何より必要です。
「さあ、声を出すぞ!」と思ったとき、軽く息を吸い込むと思いますが、そのときにちゃんと腹式呼吸になっているか、上に書いたような視線・姿勢になっているか…など。
準備が出来ていないうちから発声してしまって失敗…というのはよくありますので、普段の練習からしっかり「身体の準備」をする習慣づけをしておきましょう。
「準備って何すればいいの!?」って人は、とりあえず「大事な発言や歌い出しなど、キメたい発声をする前には腹式呼吸で一呼吸置く」「キメたい発声をする前に目標をしっかり見る」あたりからはじめるといいかも。



○関連エントリ


↓声の距離などをイメージすることについての3部作
あなたは居酒屋で店員を「一声」で呼べるか・・・声の「方向」と「距離感」 - 烏は歌う
会話はパス交換・・・声の「方向」と「距離感」 - 烏は歌う
声の「広がり方」をイメージして、もっと声を使いこなせるようになろう - 烏は歌う


↓発声の「準備」について
あなたの声の魅力を引き出し、会話やスピーチを成功させるための「第一声」の出し方 - 烏は歌う