音楽を読み解くヒント2。

音楽を読み解くヒント。 - 烏は歌う


前回の補足。



○迷ったら「ベース」を聞こう


とりあえず、曲の構造を知りたいなー…と思ったら、「メロディーライン」だけでなく必ず「ベースライン」をよくよく観察しましょう。


一般的なバンド形式ならベース、合唱形式でもやはりベース(女声合唱ならアルト)が普通は居ますよね。
そうでない場合でも、ピアノ伴奏の左手とか、楽器隊の中で「低めの音でハーモニーを支える」「比較的単純なパターンを繰り返す」ような楽器とかね。
そういうものに注目しましょう。


ベースラインは、音楽のリズムとハーモニーの「要」になります。
とりあえず、ベースが跳ねまわれば音楽も跳ねまわるし、ベースが流せば音楽も流れるし、ベースが暴れれば音楽も暴れるし、ベースが停滞すれば音楽も停滞するし、ベースが歌えば(メロディアス、ドラマティックに展開すれば)音楽も歌いだす…という感じで。
あと、「この曲のビートは何?」「コードは何?」と思ったときも、まずはベースを。例外もあるけどね。



○歌詞優先?曲優先?


「歌」を解釈する…となると、「詞」と「曲」の両方の解釈が必要になってきますね。
このとき、「詞」と「曲」のバランスが取れないと、あまり良い解釈となりません。


・歌詞優先の楽曲分析
良いところ→素人にもやりやすく、分析した内容を音楽に反映しやすい
悪いところ→「精神論」や「自分勝手な思い込み」に終わってしまいやすい
・曲優先の楽曲分析
良いところ→曲の「音楽的な面白さ」がわかる&作曲者の「詞の解釈」がわかる
悪いところ→小難しくマニアックな音楽解釈に走り、「詩心」「歌心」という大事なものを忘れてしまうことも
…という感じの長所短所がありますので、上手く使い分けたりバランスをとったりしていく必要があります。


とりあえず、「詞」だけ見て「曲」を音楽理論的に理解しようとしない…となると、音楽の意図や流れを無視した歌になってしまいがちで、それはなかなかガッカリです。
かと言って、「詞」という「曲」を理解するための最大のヒントを無視して一音一音を音楽理論的に解釈していっても、それはそれで遠回りですし。
バランスが大切。