こっそりできる、声の準備運動


No Border : スピーチ。おさえておきたい8つのポイント。

1.緊張感のコントロール
2.発声練習しよう
3.最初の1分が大事
4.聞く側のニーズを考えよ
5.長いスピーチはうんざりされる
6.話を盛りこみすぎない
7.自分の言葉でスピーチしよう
8.たとえ話、具体的なエピソードをもってこよう


という記事が素晴らしいなー、と思いました。
本当に大事なところが上手くまとまってて、たまに大切な場面の前に読み返そうと思っています。


さて、今回はそれに便乗して、ちょっとしたときにできる「発声練習」「声の準備運動をする方法」を書いていこうかな、と。


本気で声を出そうとする前、人前で声を出さなければいけないときの前に、ちょっと発声練習しておくだけで、けっこう声の出方は違ってきます。
…だけど、本番の直前に「普通に発声練習できる機会」ってそうそうなかったりするんですよね。
「本番前の待機場所などなどで大きな声を出せない」「スケジュール的に発声練習とかしている暇がない」ってことは非常にありがちですし。
なので、静かに、さり気なくやれるものを考えていきたいな、と。



○何はともあれ、まずストレッチ


身体が固まっちゃっていると、声も固くなってしまったり、声質や滑舌が悪くなってしまいがちです。
なので、適宜ストレッチをしていくのが大切です。


手軽にストレッチできる部分の中で特に大切なのが、「表情筋」と「肩まわり」ですね。


「表情筋」については、顔の表情を色々と大げさに動かしてみたり、手で揉んでマッサージしてやりましょう。
口まわりはもちろん、下顎の付け根あたりや、下顎の骨の下〜内側を指圧すると、発声に大切な筋肉がほぐれます。
他にも、目のまわりをマッサージして目がパッチリ開くようにしてやると、声が強くなったり明るくなったりしますし、歌の場合は高音が出るようになったり音程を正確に出せるようになったりします。
また、頭皮とその下の筋肉を揉みほぐすと、目のまわりをマッサージするのと同じような効果があります。


「肩まわり」については、「肩甲骨」を大きく動かすことを目指してストレッチしてみましょう。
例えば、座りながらその場ででもできる感じだと「脇腹に手を当てて、ゆっくり呼吸しながら両腕を後ろに引いて肩甲骨を寄せ、腕を戻して肩甲骨を開く…の繰り返し」とか。
ここが固まると首やら喉やらが無駄に力んでしまったり、呼吸がスムーズでなくなってしまうことが多いので、肩甲骨を緩めてやりましょう。



○呼吸の準備運動


1.口を軽くすぼめて(「ふ」の口、ストローをくわえるような感じで)
2.細く長くしっかり圧力をかけつつ息を吐く
3.吐ききったら、肩とお腹の力を抜いて自然に息を吸う
…というのを何回か繰り返します。


これをやると呼吸が腹式呼吸になって、声量が上がったり声質がよくなったりしますし、変な息切れとか息苦しさとかも起こりにくくなります。


ちょっと音を出せる場合なら、おなじ要領で、上前歯と下前歯の間で摩擦音を鳴らして「shーーーーー」という感じで強く息を吐ききってみたり、その状態で息だけでなく声も出して「zzzzz…」という感じで声を出してみると、より効果が高くなります。



○声帯の準備運動


声帯の準備運動は、基本的には静かにやることは難しいのですが…。
強いて言うなら、「口を閉じてエッジボイス」とか。


エッジボイスって何かと言えば、声帯を閉めたところに息を流して鳴らす音で、口を閉じてやると「猫が喉を鳴らしているような音」が出ますね。
下の記事では口開けてやっていますが、口を閉じていても要領は同じです。


エッジボイスの出し方 - みくぼいす


このくらいなら、バレずにやれるシュチュエーションも多いのではないかな。


あとは、普通に声を出しても大丈夫な場合なら
・上で紹介した「zzzzz…」
・リップロール(唇をプルプルさせつつ声を出す)で適当に声出し
・自分の中で最も低い声から最も高い声まで、滑らかに繋げるように声を出す(甲子園のサイレン風に)
なんかがお手軽で効果が高いとされています。
声量は必要ないので、リラックスして気持ちいい感じの声の出し方でやりましょう。



○滑舌の準備運動


滑舌訓練法は色々とあるんですが、とりあえず準備運動として汎用性が高くて手軽なものの一例として「パタカラ体操」を紹介しておきます。


「パ pa」「タ ta」「カ ka」「ラ ra」という四文字を、何度もこの順に発音していくだけ!
静かにしなきゃいけない場合なら、言っているつもりで口を動かすだけでも十分な効果ありです。
「ゆっくりはっきり」という意識でもいいですし、速さの限界に挑戦してもよし。
飽きてきたら、母音を「a」から別のものに変えると、表情筋や舌の動き方が若干変わるので、そういう工夫を入れてみるのもいいですね。