You're myself, I'm yourself


この記事は、「アニメをダシに高まったテンションのままに自分語りに終始する」記事であり、ボイトレをやっていく上でもアニメP4Aについての感想や考察を求めている方にも何の参考にもならんと思う記事でございまして、特に「アニメの感想を読みたくて」みたいな目的で検索エンジンから飛んでこられた方にはアニメのこと全然話してないので残念な時間しか提供できないと自信をもって断定できる記事でございます(冒頭注)。



はい、ニコニコで見てたので、今日ようやく見られました、P4Aの最終話。
あのボリュームのシナリオを、よくまあキャラも立てつつギャグもやりつつまとめきったなあ…と原作ファンの一人として満足というか感謝しきりです。
…続きはBDで!ってのはどうかと思うけど!!(笑)
アニメ用に追加された曲もすごく格好良かったし、ゲームで使われてた曲もふんだんに使われてて原作ファンとしてはニヤっとしてしまうところも多々でしたね。
特にOPの2曲は、目黒氏の「歪んだギターでゴリゴリ行くのも、澄んだピアノで間を生かしつつ切ない空気感を出すのも、どっちもいけるよ!」という器用さが憎いなあ、と。
どっちかっつーとsky's the limitの方が好きだけど。イントロとアウトロのピアノの「これから何か始まりそう感」がすごく好きですね。最初聞いた時から完璧に意識をキャッチされてしまいました。



絆が広がり、深まるほど、心の力は強くなり、ペルソナ(ジョジョで言うスタンドみたいなもの)が強くなっていく。
自分の中の、思い通りにならない自分。これと向き合うことができれば「ペルソナ」として困難と戦う力となり、向き合えなければ「シャドウ」という怪物として他者や自分に牙を剥く。
何も持たない「愚者」であった主人公が、様々な人との交流や試練を通して「世界」に至る旅路。
オサレオサレ言われてるけど、テーマはド直球で、泥臭くて、愚直で、普遍性のあるものだなあ、と今更思ってます。



私にとっては、「歌」が「ペルソナ」だなあ、と、ふと思いました。


色んな人との関わりの中で、大事に育てられ、時に摩擦や衝突を受け、強くなっているもの。
色んな人に「もらったもの」を糧に、日々変わり続けているもの。
また、歌を通して、自分では見つけられなかった自分の一部と出遭うことができたり。
どうしようもない自分、醜い自分の気持ち、認めたくない自分の感情を抱きとめ、居場所を与えてあげるための行為としての、歌。
きっと何者にもなれない私が、それでも「世界」を手にするための、祈り。
「私」と「世界」が繋がるために必要なもの。
それが、歌だな、と。


歌ってると、ときどき思うんですよね。
ああ、こういう歌い方は、誰々に教わったものだったなあ、とか。
苦手な人だったけど、こういう部分はきっちり教えてくれたんだなあ、とか。
あのときあの人がいなかったら、歌を続けてなかっただろうなあ、とか。
あの人に無謀にも挑んで、胸を貸してもらったからこういう歌い方ができるようになったんだなあ、とか。
歌とは全然関係ないところで、こういうコミュニティと触れる経験がなかったら、こういう声遣いはできなかっただろうなー、と思ったり。
あのときああいう経験をしなかったら、この部分をこういう風に歌うことはなかっただろうなあ、とか。
いい思い出ではないんだけれど、あれがなかったら今の自分はないんだな、と思ったりとか。
今の声、親父にそっくりだったよなあ…似たくないんだけど、と思ったりとか。
あの人のことを想いながら歌うと、不思議とこの曲は上手く歌えるんだよなあ、とか。
録音とかビデオとか見たり、お客さんからの評価を聞いて、あ、俺ってこんな風に歌えるんだ、こんな顔できるんだ、と気付かされたり。
歌関係でも、そうじゃないところでも、「声の力」というものを色んな人、色んな場面で受け取り、教わって、認められてきたこと。
望むにしろ望まないにしろ、色んなものを貰ってる。関わったからには、影響が一切なかった、なんてことはない。


「今まで出会ったり別れたりしてきた全ての人が、自分の歌の中で生きている。」
…そんな風に思えたとき、いつも最高のパフォーマンスができるんですよね。


なんてことを考えてたら、P4Aの真最終話のタイトルが「No One is Alone」。
たぶん、きっと、そういうことだと思う。
ラストバトル、ゲームでやったときには、わかっていても泣きそうになったけれど、あれはゲームの中、主人公だけに起こせる奇跡じゃないんだ、と。
俺の場合はなぜか歌だったけど、そしてまだまだ旅路の途中だけれど、いつか「ユニバース」に辿りつけるよう願って。



歌、というか何らかの表現活動を通して自分と向き合うことの大切さってのは、なかなか説明することは難しいし、大切さに気づくことも難しい。
でも、とても大切。
その辺について書かれた記事で、読んでてすごく納得しつつ、どこか「ペルソナ」のストーリーやキャラクターを思い出した記事を最後に紹介したいと思います。


Lesson546 本当の「ワタシ」−ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。
Lesson547 本当の「ワタシ」ー2.自分の知らない自分
Lesson548 本当の「ワタシ」ー3.私が私であるために
Lesson549 本当の「ワタシ」ー4.読者メールへの返信


うむ、冒頭注通りのひどい内容だ…。たまにはいいよね?