声優みたいな声ってどうしたら出るんだよ・・・というスレで紹介されたようなので、その1。


その1では「はっきり滑舌よく明るくよく通る声で喋るための訓練法」、その2では「色々な声を出すための訓練法」で。


前説。


なんだか、2chまとめ系のブログからリンクがあったっぽいので、覗いてみたらこんな感じの記事でした。


あ2メ速報 : 声優みたいな声ってどうしたら出るんだよ・・・

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2012/05/27(日) 14:51:07.41 ID;JJ7HVspT0
才能?じゃあ、ないよな つまりは歌声でしゃべってるんだろ?


まあ、私は声優育成関係の知識とか全く無いですし、あくまで一般論&ド素人向けだから注意ね。
そもそもアニメとかあんまり見ないので…今季もFate/zeroアクエリオンEVOLニャル子さんしか見てない程度の一般人ですし…。
さらに言えば、「声優」と一口に言ったって本当に様々な声優がいて、様々な発声法を使っているわけだから、「声優っぽい声」と言われても何とも考えようがないですよねー。


と、予防線を張ったところで。


例えば、今季見てるアニメだと、ニャル子さんの長セリフとか、確かに、独特のリズム感やアクセントに声自体の綺麗さとかも相まって、まるで「歌っている」かのような軽やかさ、耳触りの良さですよねー。
ああいう感じの「はっきり滑舌よく明るくよく通る声で喋る」という喋り方を身につけるためのボイストレーニングというと…
まあ一日二日でできるものでもないし、一つ二つのボイトレをこなしたらなれるもんじゃないので難しいのですが、とりあえず基本的なところだけ紹介。


実践例。


まず、「早口言葉」の練習は…紹介しません。
というのも、あれは「すでに基本とかがかなりできている人向け」だからさ!
いやね、素人に「外郎売」とかやらせたって何にもならないってば、と、思うことが多々。
もちろん、すでに基本に自信のある人はガンガン早口言葉各種をこなしていってもいいですよー。
このブログでは、もっと基本的なところから紹介します。


1.しっかり口を開けよう


まずね、滑舌に自信の無いアニオタの声の何が不味いって、舌のまわりとか以前に、「こもっててなに言ってるんだかわかんない」ことが多い(←偏見)。
必要以上に大きく口を開ける必要は無いけど、最低「前歯と前歯の間」が指一本分は離れるように開きましょう。


で、その状態で「上の前歯が見えるくらいに、上唇を上げる」こと!
口の開け方が原因で声がこもってしまったり、滑舌が悪くなってしまったりするときには、
・口が開かず、唇だけ開いて喋ろうとしている
・口は開いているけど、唇が閉じた状態で喋ろうとしている
というパターンがありまして。
どっちもダメなので、思い当たる節がある人は鏡とか見ながら確認してみましょう。


上唇を上げて喋ってみるだけで、かなり声が明るく、通るようになり、こもったような声はかなり解消されるはずです。
下顎にはあまり力が入らないように注意してね。
図解「良い発声のできる口の開け方」…その1 - 烏は歌う
図解「良い発声のできる口の開け方」…その2 - 烏は歌う


それと、ときどき「口を動かそうとし過ぎて変な力み方をしてしまってこもる」「喋ってて特定の母音が変になる」「顎が疲れてくる、下顎の付け根が痛くなってくる」という人がいますが、それは口の開けすぎだったり、動かし過ぎが原因かも。
そういう場合は、多少母音が曖昧になってもいいから、一定の程良い口の開き具合で喋れるようになったほうがいいかもしれない。
発声についての色々な問題が解決するかもしれない、「母音」のボイストレーニング - 烏は歌う



2.アメリカ人の真似をしながら、エセ英語を喋ってみる


よくお笑いである、
「ワタァーシィ、ニホンゴ、ワッカリッマッセーン」
みたいなやつを、ひたすらやってみる。
適当な漫画でも小節でも、このエセ英語で読むとなかなかのトレーニングになるんじゃないかな。
トンネル ゥヲ ンヌッケッレヴァー ソコ ハ ユ・キィ・グ・ニ デェシタ!
みたいな。


このエセ英語って、本気でやると、唇・舌・顎に加えて表情筋全体を使わないと出せないから、すごく良いトレーニングになるんですよね。
ほら、アニオタの人って、笑顔が常に引き攣ってるレベルで表情筋が死んでることが多いじゃないですか(←偏見)。
アメリカ人のオーバーリアクションな表情を思い浮かべながらやると、さらに効果大です。
発声の基本として「下顎ではなく、上顎を開ける」という、素人には何言ってるんだかさっぱりわからないであろうことを言う人も多いのだけど、その感覚がこのトレーニングでつかめるといいな。


さらにこのボイトレのいいところは、自然と子音と母音を極端に出す癖がつく上に、アクセントや言葉の「入り」と「終わり」までコントロールしながら出せること。
普段、ニホンゴで適当に喋っていると、「おはようございます→ぅあようござっ」みたいに、子音・母音は省略しちゃってるわ、頭もケツも適当に流しちゃってて酷いことになってるわ、省力化し過ぎた発声だから当然アクセントが存在しないのでリズム感も無いわ…という感じになりがちです。
さらに、単語と単語の間や、ひどいときは単語の中で「息の流れが途切れてしまうポイント」が発生してしまいがちなんですね、適当に喋っている日本語って。
そういった「適当に喋ってたらサボってしまうところ」を、フルに使う練習です。


また、このエセ英語では音を普段よりずっと長く伸ばしながら、アクセントをいつもよりずっと極端につけながら、音の高低も思い切りつけながら…という風に、「歌うように語る」ためのアプローチとして意外に優秀なんです。
また、声優であるからには「演技」を身につけなきゃいけないわけだけど、その道の入り口へのアプローチとしても、意外にいいかもしれない。



3.その他もろもろ


あとはまあ、腹式呼吸をしろー、とか、喉の力を抜けー、とか、一般に言われている「発声の基礎」を身に着けていくしかないかもしれない。
2chとかで聞くと、やっぱり色んな人が少ない文字数で好き放題言い逃げしていく感じだから(←偏見)、何をしたらいいか逆にわからなくなることが多いなあ…情報、というか、「不特定多数がだいたいどう思っているのか」をとりあえず集めるには便利なんだけど。


とりあえず、ネット上で短くまとまったメソッドとして、すごくオススメなのがこれ。
エリック兄さんのボイストレーニング。 - 烏は歌う


一連の動画を見て、これさえやっておけばとりあえず「呼吸法」〜「喉の脱力」〜「舌や喉の使い方」…などなどの基本的なところは一通り身につくはずですから。
「歌」用のボイトレ動画ではありますが、基本の基本なので、喋りや朗読や演技とも共通のスキルが身につく動画だと思います。


それと、早口言葉に行く前に、「ゆっくり確実に喋ること」の方がずっとずっと大事ですので、まずはしっかりそれをできるようになりましょう。
「ことば」が聞き取りやすくなる、声の出し方のポイント - 烏は歌う