LiSAさんの、某アニソンの空耳について。


最近なんかこのブログ暗いので、気分転換にネタエントリを一発。
もちろん、衝動的にやったことなので、かなり時期ハズレなネタである。


ソードアート・オンライン(第一期)OP「crossing field」のサビが…


どうもニコニコもYoutube著作権的にアレっぽい動画ばかりなのでブログに動画は貼りませんが…。


crossing field【通常盤】

crossing field【通常盤】


この曲のサビにはある「空耳ネタ」がありましてね。
サビの
「小さな思い」
が、


「ちいさな


おっぱい


     」


に聞こえる、
という、しょうもないネタが(笑)。

Googleで検索したところ、「crossing field おっぱい」で約 51,100 件。

…ちなみに私、このアニメは諸事情でニコニコ動画で見てるんですが。
最初に見たときはすでに「\ちいいいいいさああなああおっぱあああああい!/」弾幕が貼られてて、「!?」ってなりましたわな。
そう字幕出されるとそう聞こえちゃうんだもの!人間の習性的に!脳の錯覚的に!
「おっぱい、な訳ねーだろ、だけど、え、なんて言ってるんだ、おっぱい言ってる?」
みたいに画面前でオロオロしたのが私です。


ちなみにちなみに、もう第二クールに入っちゃってるので、放映中のアニメ本編では、オープニング曲が変わっちゃってます(笑)。
いつもはげしくアウト・オブ・デイトな、残念な私でした。


思い切りの良さの証拠


まあ、落ち着いて字幕無しで聞けばちゃんと「おもい」にしか聞こえないんですけどねー。
何故「おもい」が「おっぱい」に聞こえるのか、「MO」と「PA」って全然違うじゃねーか、というところを考えていくと。


なんと、歌手のLiSAさんの良い所が見えてくるんですよ。


…決して私の頭の中が四六時中おっぱいでいっぱいな訳ではないぞ決して。
とにかくLiSAさんのハイトーンでの思い切りの良さは、聞いてて気持ち良いですよね!


・「おもい」が「おっぱい」に聞こえる理由その1
「開放的なシャウトボイスは、母音にAっぽい成分が混じる」


おふざけボイストレーニング、魔法の言葉「こんとんじょのいこ」で「深い発声」を手に入れる! - 烏は歌う
過去にこんな記事を書きましたが、「母音」にはそれぞれ印象があるのです。
「A」母音なら口の大きく開いた明るく開放的な印象、「O」母音なら口のあまり開かない抑制的で落ち着いた印象…みたいに。
で、曲が最高に盛り上がるところに、この「おもい」が来てるわけなんですが、「も」を「O」母音っぽく出し過ぎると、勢いが落ち着いちゃうリスクがあるんですね、「O」母音の印象のせいで。
だから、ここは全体的に母音をちょっと「A」っぽく発音してやると、すっごく明るく開放的な響きになって、勢いも出るし爽快感が出るわけです。
その母音の混ざり具合が、曲の美味しい部分をより美味しくしてるし、LiSAさんの声の美味しい部分を出すためにも効果的だな、と。
計算でやってるのか天然でやってるのかは微妙なライン(加減が絶妙すぎて、という意味で)。


・「おもい」が「おっぱい」に聞こえる理由その2
「Mを激しく弾んで歌うとPっぽくなる」


・「おもい」が「おっぱい」に聞こえる理由その3
「Oのあとにしっかり溜めが入っているので、MOの前に促音っぽいものが入る」


「M」は唇で声をせき止めて声帯を鳴らすと出る子音、「P」は唇で息をせき止めて破裂させて出す子音なんで、案外似ているんですよ。
そして、「M」の前にしっかり「溜め」があって、ちゃんと「も」を音楽の流れを切らずに「出し直し」ているから、「も」の前に小さい「っ」(促音)が入ってるわけです。
…で、1〜3までを総合すると空耳の「おっぱい」が完成、と。


で、この理由2と理由3も、いい歌いまわしをしているからこうなってるわけでして。
「お↑もーい↓」という音程の配置ですが、「お」が最高音で、「も」で音程は落ちるんだけど、音楽の勢い・流れ的には「も」の出始めの部分ではまだ勢いがMAXじゃなきゃならないんですね。
しかも、「も」のタイミングが流れたり曖昧になってしまうと、リズム的にすっげー格好悪くなってしまう部分でもあるんです。
だから、「お」を出しただけ満足せず、きっちり溜めて溜めて「も」を軽く言い直すと、とても格好よくなるわけ。
止め方についての過去記事はこちら。
息・声の「止め方」の練習。 - 烏は歌う
で、LiSAさんはそれが計算か天然か非常によく出来ていて、心地良いハネっぷりがあって、思い切りが良くて格好いいね、と。
その結果、微妙に「も」に「っp」成分が混ざっているのよ。
…こういうときに、「お(ん)もーい」と「N」成分を混ぜて言い直す小技もあるんだけど、それをやると粘っこいというか演歌っぽすぎて曲に合わないし、促音&破裂音的に発音するのがこの場合たぶん限りなく正解に近いかな、と。


そういうわけで、「おっぱい」に空耳できる理由は、LiSAさんの歌い方の非常に良い所である「思い切りの良さ」のせいである、ということをそれっぽく解説してみました。
この、「別の母音を混ぜて声質を演出」ってテクニックと、音楽の流れを切らない程度に「溜めて出し直す」というテクニック、使えると本当に表現の幅が広がるので覚えておいて損はないです。
まあ、もちろん、わざわざ「おっぱい」言う必要はないから注意な!


「歌ってみた」なんかを聞いてみてもらうとわかるかもしれないんだけど、この「おもい」の「も」が流れてしまったり、消え気味になったり、「おぅをーい」みたいになってしまっている場合は、なんだかサビの中での「減衰感」が強すぎて、「パワー不足」とか「もったりしてる」とか「思い切りが足らない」って感じの印象を受けると思う。
そしてすっごく音程が落ちやすいし、そうなるとものすごく格好悪い。
そのくらい、大事な音。


懸念。


こんだけ( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!  \おっぱい/ \おっぱい/ 連呼して、はてなに有害視されないか…されないよな…(笑)。
一部を伏字にすると、余計卑猥な感じがするので、警告受けるまではこのまんまにしとくんだけどさー。


余談。



個人的に、なんだかメタリカの空耳が大好きです。
謎のストーリー性があって。
あとはまあ、ある程度シャウト気味に歌えば歌詞以上の色々な音成分が鳴るから、何かしらの空耳は出てくるよなー、と冷静に思ったり。