ただしイケメンに限るのか


ファッション小ネタを書いたついでに書いておくけど、よく「ただしイケメンに限る」みたいなことを言う人ってけっこういますよね。


個人的に思うのは、
「イケメンじゃない限り、ファッションにどれだけこだわっても意味が無い」
というのは明確な間違いだと思います。
しかし、
「イケメンにしか絶対に似合わないファッションがあり、それをイケメンじゃない人がするのは意味が無い」
というのは確実だと思います。


なので、大切なのは自分のキャラや体型、または「見せたい人」をしっかり把握して、それに合った戦略を立てることですね。


ボイトレなんかも同じで、「元からイケメンボイスじゃないからどんなに練習してもダメ」とか「○○さんみたいな声を出せないんなら意味が無い」とか言って諦めちゃう人もいたりしますが、確実に「あなたにとって最高の声」はあなたしか出せないわけで、その辺の把握をし、戦略を立てることがなにより大切。
そのためには、
「自分の声と正面から向き合うこと」
「嘘・偽りのない声を出せること」
「まわりの意見をしっかり聞きつつ、それに流されすぎないこと」
ってのが必要なわけで、なかなかできることじゃないんだけど。



あと、「イケメンに限る」と思わされてしまうレベルで「服が馴染まない」人っているんだけど、そういう人って「着こなし」レベルがわかってないことが多いように思います。


ファッションというとまず「コーディネート(組み合わせ)」とか「着回し(組み合わせ)」とかのことばかり持て囃されがちですが、それ以前の問題として、
「着こなし(どのように着るのか)」
という点がとても大事なんですわ。


「サイズは合っているか」「どこに、どうやってサイズを合わせるか」とか。
「ボタンやベルトはどのくらい閉めてどのくらい開けるのか」とか、「それぞれの末端をどのように処理するのか(袖や裾はそのまま?折り畳む?まくり上げる?)」とか、「重ね着の下はどの程度見せてどの程度隠すのか」とか、「ズボンのウェスト位置はどのくらいの高さにすんのか、シャツはインするか、ベルトはするか」とか、「帽子はどのくらいの深さで、どのくらいの傾きで被るのか」とか色々たくさん。
その辺をしっかりやらないと、何をどう組み合わせたってしっくりこない。


その辺の「ちょうどいい着こなし」ってのは、ファッションの「基本」なわけで、そういう「基本」ってのはものすごく重要なんだけど一朝一夕で身につかないのはどのジャンルでも同じなわけでして。
男性の場合はとりあえず「スーツはこう着ろ!」「なぜならこういう機能・由来があるからだ!」的な本の1冊でも押さえとくといいと思いますね。
男性の「洋服」って基本的には全部スーツの変形なんで(だいぶ雑な説明)。
で、それを理解した上で、目的や環境やコンセプトに応じて崩していく。


歌でも、とりあえず「そのジャンルにおけるお約束」みたいなのをしっかり理解しておかないと、どうにもならないことが多いですね。
そのためには、とにかく「スタンダード・ナンバー」を聴きこむのが大切。
いきなりオリジナリティとか個性とか出そうと思ってもキツイし、「お約束」を理解してないと選曲や歌い回しを工夫してもそれっぽくならない。
古臭い考え方だけど、いわゆる「守破離」ってけっこう大事。