質問に答えるときにありがちな失敗とか。

あるあるネタ


基本的に、「聞かれたことに、そのまま答える・応える」ことって非常に難しいです。
というのも、人間は基本的に「自分の喋りたいことしか喋れない」から(主語が大きい)。


例えば先日の私と母の会話ですが、
母「ちょっと佐藤さん(仮名)のところにこれを届けてくれない?」
私「佐藤ってどこの佐藤?」
母「え、佐藤花子(仮名)さん」
私「いや、下の名前言われてもわかんねーから、どこの佐藤さんって聞いているんだけど」
母「ほら、この前、魚をくれた佐藤さん」
私「いやその情報知らねーし、ど・こ・の佐藤さんかって聞いてるんだけど!Where!?」
母「だからあのちょっと太った佐藤さんだってば」
私「あ”ーーーーー」


…みたいな。
こういうやりとり、ネットでは「男女のすれ違い」みたいに書かれていることが多いけど、おっさんだろうとよくやってるの見るし、概ねだれにでもあり得る話だと思う。


こういうディスコミュニケーションは非常によくあるし、気をつけないとやりがちなので、防ぐ努力は必要。
質問に答えるときには、「思いついたことをそのまま口に出す」前に、
・相手の質問を、一回頭の中でゆっくり復唱する
・そこまでしなくても、「何について聞かれているのか」「疑問詞がなんだったのか」くらいは思い出す
くらいはした方がいいかもしれない。
よっぽどレスポンス勝負な場合はそうとは言えないけどね。


質問する側になったときには、
「質問する際の疑問詞を、適切なものを選べているか?」
「自分が今からしようとしているのはオープン・クエスチョンかクローズド・クエスチョンか?それは適切か?」
「質問の意図はぶれていないか?一度の質問に、答えて欲しい部分をいくつも絡めてしまっていないか?」
あたりは考えたほうがいい。


質問にそのまま答えられない場合だってある


「この人は聞いていることについて全く答えてくれなくて、全然関係ないことばかり喋ろうとする!」「何を聞いても逆に色々聞き返される!質問を質問で返すなあーっ!!」…などと思ったときには、相手(回答者)が悪い場合も多々あれど、「質問が悪い」場合だってすごく多いんだな。


あらゆる場面が想定されるので分類は難しいのだけれど、
・情報が足りない
・定義があやふやな語彙の使用
あたりによる「どういう反応したらいいかさっぱりわからない質問」はこのブログでもよく遭遇する。


基本的にボイトレって非常に個人的なものなので、質問者がどういう人なのか知っていないと答えられないことがほとんど。
人間一般に共通することだってあるし、それならそれなりに答えられるけれどさー。
例えば、ただ漠然と「高い声」とか言われても「どの程度」高い声なのかがわからないと何を聞かれているのかよくわからないし、受け取り方は無限大なので本当に何も答えようがないことがある。
あとは定義のはっきりしない「裏声」とか「腹から声が出てる」とか「喉が開く」とか「脱力がどうのこうの」とか。
この辺の言葉は乱暴に使っちゃっている人が多いので、なにか実態のある言葉のように思われがちだけれど、はっきりした定義なんて無いから。
同じ言葉でも人によっては全然別の意味で使ってたりもするから、かなり慎重に掘り下げてみないと何も答えられないのよ。


相手が何を聞きたいのか図ることの重要性と難しさ


よく言われていることだが、
「初心者には、自分が何をわかっていないかが、わからない」
ものである。
なので、「よく知っている人に、よく知らない人が質問する」場合には、回答者の方が質問者の質問の意図を先読み気味に理解してやらないと、コミュニケーションにならないのである。
質問者はたぶん的外れな質問を繰り返すだろうから、その的外れな質問から真意を汲み取ってやったり、「正しい質問」ができるように誘導してやらなければならない。


この作業は大変めんどうくさいので、大切なことなんだけどついつい雑にやってしまったり、テンプレに当てはめてやっつけてしまおうとしてしまいがちになる。
そうすると、それはそれで「聞きたいことに答えてくれない人」「思い込みから的外れな回答ばかりしてしまう人」になってしまいがち。


答えるだけ損な質問もある


「自分の意図を押し付けたいために質問攻め」みたいな人っってけっこういるけど、そういうのは極力まともに相手しない方がいいですよね。