いわゆる「天才」がどうのとか「才能」がどうのとかいう話について。


はてな界隈では何故か、「天才」がどうのとか「才能」がどうのとかいう話が定期的にバズる印象があって、この間もバズるかなーと思った記事がいくつかあったのだけれどもそんなでもなかった。


なんだか、「天才」がどうのとか「才能」がどうのとかいう話に関しては、私の経験だとどうにも「言いたいことはわからなくもないけどピンとこない」ことが多くて、なんでだろうと考えることがよくある。


最近、その「ピンとこない」原因の中で割合が大きいなあと思うのが、「天才性」「才能」ってやつには
A.初期レベルがめちゃくちゃ高い
B.レベルアップ速度がとても速い
C.限界レベルが異常に高い
D.レベル関係なく、ユニークスキルを持っている
みたいな要素があるってこと。
それをゴチャゴチャに語ってしまうと、話がわからなくなってしまうよなーって思う。


なんかテレビゲームっぽい思考モデルだけど、

人間の能力は、ゲームのポイント割り振り制に類似すると思う。(いやゲームの方が真似したんだけど。)

と言ってる人もいるし、まあそういうことで。


コミュニケーション能力の高い奴は仕事が出来ない 島国大和のド畜生


ただ経験値を貯めこんでも意味がないよね、という話。 - 烏は歌う



で、だいたい「日常レベル、雑談レベル、体感レベル、初心者レベル…」で「天才」「才能」について語るときは、ほぼ確実に
A.初期レベルがめちゃくちゃ高い
B.レベルアップ速度がとても速い
のことを話すことになるんだろうと思う。


そして、「非日常レベル、専門レベル、考察レベル、上級者レベル…」で「天才」「才能」について語るときは、
C.限界レベルが異常に高い
D.レベル関係なく、ユニークスキルを持っている
のことを話すことが多くなるんだろうと思う。


なので、素人っぽい人が
「私、才能ないから…」
「同じ時期にはじめた天才を目の当たりにして、私はこの道を諦めました」
みたいなことを言ってると、上級者としては
「初期レベルでできないことがたくさんあるのは当たり前だろ!!」
「まだまだやらなきゃいけないことを全然やってないだろ!そういうことは伸びしろ使いきってから言えよ!」
「超えられない壁ってものは確かにあるけど、お前はまだその影すら踏んでねえよ!!」
「一万時間の法則!」
みたいに思ってしまうのかなー、と。


まあ初心者からしたら、
「初期レベルがこんなに低いんだから、最高レベルも低いに決まってるだろ…」
「成長速度が遅いから、練習し続ければ一流になれるかもしれないけど、たぶんそんな時間は無い」
と思ってしまうのも仕方なくはあるよね。



この
A.初期レベルがめちゃくちゃ高い
B.レベルアップ速度がとても速い
C.限界レベルが異常に高い
D.レベル関係なく、ユニークスキルを持っている
の4つの要素は、それぞれ(ほぼ)独立のものである。


初期レベルが高ければその後も絶対に順当に同じペースで強くなる、とは限らない。
初期レベルが低いから、最大レベルも低いはずだ、ということは決してあり得ない。
(もちろん、初期レベルが低ければ、逆に最大レベルが絶対に高いはずだ、なんてこともない。)
また最大レベルが低くとも、他の要素がなんかしらフィットすれば、それなりに使ってもらえる機会はだいたいある。


ゲームだと、
・初期レベルは低いんだけど最大レベルは高く、成長速度がほどよいとかいう主人公体質
・初期レベルは高いんだけど、全く成長しないから後半エリアでは使いにくいキャラや武器
・最大レベルはとても高いんだけど、強化に莫大な資源が必要なので、最終的に使うかどうか迷うようなやつ
・レベル的には低いんだけど、欠かせないスキルを持っているので高レベルエリアでも仕方なく使われるやつ
・特別なスキルも最終レベルもないんだけど、適度な初期レベルと安定した成長速度を持っているために中盤で長くお世話になるようなやつ
・初期レベルも最大レベルも高めなんだけど、成長スピードが遅いので中盤でどうしても空気になるやつ
・加入時期から最強レベルで、その後も順当にパワーインフレの最先端を突っ走る雷神
…みたいな色々なやつがいて、それらを上手くやりくりしていく必要がある。


これは現実でも同じであり、同様に上手くやりくりしていく必要がある。
よく見極め、よくよく使いどころを考える必要。


ただし人生に攻略WIKIは無いので、「最終的にはこうなる」「成長過程はこんな感じ」「人生に置ける鉄板スキル構成はこれ」みたいなことは誰も教えてくれないので、そこは大変難しい。