ガチで批評を書くときに注意していること。


音楽であったり、お店(○○ログとか)のレビューであったり、ゲームの評価であったり…まあなんでもいいんですが、基本的に批評というものは
「分析・比較・感想」
の3点からなるものだと思って、読んだり書いたりしています。


「分析」がなく、ただ他のものと比較されたり感想を並べられたりしても、「それがどういうものなのか」がわからない。
「比較」がないと、それが具体的にどうすごかったりどうダメだったりするのかがわかりにくい。
「感想」がないとつまらない。


もちろん、配分はレビュー対象によって、記事のスタイルによって変える必要がある。
なんか頭よさそうな批評がしたければ「分析・比較」の方を、質も量も充実させなければいけない。
好きなものをただ「好きだ!」と叫びたければ、ただただ「おもったこと」を書き綴ればいいんだ。
ただ、「好き」をだれかと共有したければ、分析や比較ができると、より他人に「自分はなにが好きなのか」が伝わりやすい。


分析


それが「何からできていて、どのように組み合わされたものなのか」という分析。


ラーメンの分析がしたければ、まずラーメンって「麺、具、スープ」からできてるよね、ってところからスタート。
その上で、「スープは出汁とタレと脂でできていて…」と何段階か掘り下げて、さらにそれぞれについて「このスープの出汁は白濁系の豚骨で、ほどよい臭みと甘みがあり…」などと詳しく見ていく。
「○○はAとBとCでできている」みたいな分析の基準、というか分析の切り口をあらかじめ決めておくと、余計なことを考えないで済むので分析が楽になりますし、同じジャンルで何度もレビューを書く場合は「評価の基準が一定している」という印象を持たれやすくて、お気に入りされる可能性が高まるかもしれない。


これはラーメンに限らず、とにかく何でも、
「部分、要素にわけて、それぞれの性格を把握しろ」
「それらがどのように組み合わされ、全体ではどのようなものになっているか把握しろ」
って話になりますね。
これは音楽に関してもしょっちゅう言っていることです。


・はじめての楽曲分析(アナリーゼ)。−烏は歌う
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20110823/1314110057


比較


比較には、いわゆる「縦の比較」と「横の比較」があります。
ラーメンで言ったら、比較対象が「近所の店よりボリュームが多い」とか「同系列の店より少し塩辛い」とか、そういうのが横の比較。
「昔ながらの味噌ラーメンと比べると…」とか「以前の店主と比べると…」とか歴史的なやつが縦の比較。


「この作品は、どのようなジャンルの流れを汲んでいて、その中でどのような位置を占めているのか」というのは、縦と横の複合的な見方になる。
縦横両方見ないといけないので難しいけれど、だいたい「レビューを見て知りたいこと」ってこれなので、こういう視点でうまく書けると「いいね」されやすくなるかもしれない。


あと、何かを貶すために「それ持ってくる必要あった?」みたいなものを唐突に持ってきて叩く道具にするのはやめよう!炎上するぞ!
基本的に比較ってのは「何が違って、何が同じなのか」を見出すためにするものなので、優劣ありきで比較しようとする態度はちょっと危険。


感想


自分の感性に自信を持とう。